”リアルとオンラインによるハイブリッド開催”
昨年12月から今年2月にかけて私たちは、指導者育成セミナー2021を開催し、日本各地から集まったたくさんの人たちとオンラインでつながり、リアルを超えた学び合いの場を幸運にも持つことができました。アリスをはじめ、バークレーの経験豊かな指導者たちとつながっての学びは、日本において、エディブル・スクールヤード教育への理解を深める機会となり、バークレーからの学びの文化を共有することができました。
そしてこの秋〜冬、実践トレーニング編を〈Real+On Line ハイブリッド開催〉で行うことになりました。実践トレーニング編・第1期となる今回は、3年生の国語単元『すがたをかえる大豆』を教材に理科や社会科などの教科連携を図りながら、野外教室としての学校菜園をどのようにつくり、維持し、どのようにカリキュラムをデザインし、運営するかの基礎編をお届けします。
〜子どもたちを真ん中に!
学校菜園を教室に、主体的な学びの場を広げよう!!
日本の公立校をはじめとする教育現場でエディブル・スクールヤードを実践するために、私たちが培った体験と積み上げた実践研究の成果を余すことなく共有したいと思います。
学びの主体となる場所は、エディブル・スクールヤードを8年にわたり継続し行なってきた東京都多摩市立愛和小学校の学校菜園です。
参加者は、グループティーチャーとして実際の授業に入っていただきます。ESYJのスタッフとともに授業運営に参加し、教科連携によるエディブル授業づくりを基本から学んでいただくものとなります。
これは、学校や地域と信頼関係を育んできた、私たちエディブル・スクールヤード・ジャパンだからこそ可能になるプログラムであり、エディブル・スクールヤードの手法を身につける実践トレーニングです。
たとえば、みなさんが日頃から願っている、疑問に抱いている
学校とどうやったら連携できるの?
授業プランと運営を学びたいけど、何をしたらいい?
教員とのコミュニケーションの方法を学びたい
子どもたちとの関わり方を学びたい
保護者にサポートしてもらいたけど、方法がわからない
自治体や企業と連携するには何が大事?
座学だけでなく体験をとおして学びたい
どうしたらエディブルを学ぶ仲間とリアルにつながれる?
これらの問いの答えはそれぞれで、同じものはないはずです。自らが主体的な問いを立てながら、自分らしくその気づきを得られるよう、実際の授業に入りながら、子どもたちと関わりながら学ぶ、絶好の機会となることでしょう。
〜ガーデンティーチャーを目指す人、
エディブル・スクールヤードを学校、教育機関で実現したい人のためのスキル・アップ・トレーニング
学びは全行程8日間、うち3回は一泊2日のスタディキャンプを設定しています。ともに食事をつくりながら、食卓を囲みながら、語り合い、より深い学び合いの旅となることを目指しています。
第一回目の今回の募集は、わずか12名の応募となっています。これは、授業に入っていただける受講者の最大限枠をご提供するものです。
また、この度の実践トレーニング開催にあたっては、パタゴニア環境助成金プログラムのサポートを受け、受講費用の30%をご支援いただいたことにより、8日間にわたる価値あるプログラム(本来120,000円)をより安価に受講していただける好機となりました。ぜひ第一期生となっていただけるよう、みなさんの応募をお待ちしています。
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Growing Leaders for Edible Education 2022
実践トレーニング編 概要
■日時:
Day1:9/26(月)13:30~16:00【zoom】
Day2,3:10/12(水)10:00〜10/13(木)〜16:30【愛和小、黒川青少年野外活動センター】
Day4,5:11/14(月)10:00〜11/15(火)〜16:30【愛和小、黒川青少年野外活動センター】
Day6,7:12/1(木)10:00〜12/2(金)〜16:30【愛和小、黒川青少年野外活動センター】
Day8:12/8(木)13:30~16:00【zoom】
※原則全日参加とします
※遠方からの参加で10:00に間に合わない場合はご相談ください
■講師
塚原宏城/ESYJガーデンティーチャー、愛和小学校ガーデンメンター、一般社団法人まちやま代表
山本竜太郎/ESYJガーデンティーチャー&教科連携カリキュラムデザイン
風間理紗/横浜市立太尾小学校プログラムディレクター 元ESYJプログラムディレクター、ガーデンティーチャー/Day4登壇
中澤愛美/愛和小学校保護者、学校菜園サポーターリーダー/Day4登壇
加藤健志郎/ESYJコミュニケーションリーダー/Day1&8ファシリテーター
堀口博子/ESYJ創立者、代表
西村和代/ESYJ共同代表
ゲスト講師
小野寺愛(ESYJアンバサダー、Slow Food Nippon三浦半島代表、一般社団法人そっか共同代表)/Day7登壇
■会場
研修会場⑴ 東京都多摩市立愛和小学校 学校菜園
東京都多摩市愛宕1-54
URL:https://schit.net/tama/esaiwa/
研修会場⑵・宿泊 黒川青少年野外活動センター(予定)
神奈川県川崎市麻生区黒川313-9 TEL:044(986)2511
※駐車場はありません、近隣のコインパーキング等をご利用ください
URL:https://kurokawa-yagai.com/
■受講料
99,000円(税込)・資料代、宿泊、食事代含
※交通費および、寝具(布団、寝袋レンタル)費用は別途必要となります。
※ESYJのマンスリーサポーター(継続寄付)の方は割引価格で受講可能です。
マンスリーサポーター割 受講料:88,000円(税込)・資料代、宿泊、食事代含
※交通費および、寝具(布団、寝袋レンタル)費用は別途必要となります
マンスリーサポーターについて➡ https://syncable.biz/associate/ESYJ/vision
■募集定員
12名
※本セミナーは実践者向けの内容となっています。ご⾃⾝の活動する地域、フィールド、教育機関等で実践の場を持っている⽅、今後実践する予定のある⽅を主な参加対象としています。
■申込方法
下記URLのフォームから必要事項をご記入の上、送信ください。
https://forms.gle/4j1mJmzRXLTwYHeU7
■お振込み先
●ゆうちょ銀行
支店:〇一八(ゼロイチハチ)
口座番号: 普通 3237015
名義: シャ)エディブル・スクールヤード・ジャパン
●ゆうちょ銀行 振替口座
記号:10100
番号:32370151
名義:シャ)エディブル・スクールヤード・ジャパン
※振り込み手数料はご負担いただきますようお願いいたします。
※①申込みフォームの送信 ②受講料のご入金 両方確認できた方から、参加受付いたします。(先着順)
■申込締切
2022年9月5日(月)17:00
■主催
一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン
http://edibleschoolhyard-japan.org
■支援
パタゴニア/環境助成金プログラム
■受講料についてのご相談
セミナーへの⾼い意欲はあるけれど、経済的な理由で参加が難しいと感じている⽅、ぜひ事務局までメールでご相談ください。分割払い等、参加を⽀援する⽅法をともに考えさせてください。
問合せ先:ESYJ事務局トレーニング係: info@edibleschoolyard-japan.
Growing Leaders for Edible Education 2022
リーダー育成『実践トレーニング編』エディブル授業づくりを学ぶ8日間
■プログラム詳細
Day1 9/26(月)
お互いを知る ~多様性とつながる~【ZOOM】
オリエンテーション、自己紹介
〜トレーニングの場に集う研修生およびスタッフ同士が互いを知り、その多様さに触れ、場に集う人のそれぞれの思いを感じ合う。
Day2 10/12(水)
ガーデンを教室に学びの場づくり 〜土とつながる【愛和、黒川】
〜初夏に行った「大豆の種まき」のデモ授業を追体験し、授業の流れや指導ポイントを掴み、学びの場となるガーデンデザインを学ぶ。 同時に、植物が育つためのベースとなる「土」とはなにか、土の育て方、授業の成果につながるガーデンメンテナンスの基本を知る。
Day3 10/13(木)
授業の場づくり① ~子どもとつながる~【愛和】
ガーデンクラス実習「枝豆収穫」、子どもとの関わり方、ファシリテーションの方法
〜グループティーチャーとしてガーデンクラスに参加、収穫、観察などをとおして子どもたちと直接関わり、授業構成、流れを実体験する。授業をふりかえりながら、主体的・対話的な学びの場づくりやファシリテーションについて、ともに考える。
Day4 11/14(月)
コミュニティの場づくり ~学校・地域とつながる~【黒川】
学校(教員)との連携、保護者・地域との連携、授業前日MTG
〜学校菜園でエディブル授業を運営していくために、学校(教員)、地域とどのように連携を図ることができるか、愛和小学校で長年エディブル授業に関わる実践者の経験談を交えながらともに考え、探求する。
Day5 11/15(火)
授業の場づくり② ~子どもと世界をつなぐ~【愛和】
ガーデンクラス実習「大豆から考えるSDGs」、子どもとの関わり方(Day3に続く)
〜グループティーチャーとしてガーデンクラスに参加、ディスカッションをとおして子どもたちと直接関わり、授業構成、流れを実体験する。授業をふりかえりながら、主体的・対話的な学びの場づくりやファシリテーションについて、さらに学びを深める。
Day6 12/1(木)
授業の場づくり③ 〜地域の食文化とつなぐ〜【愛和】
「すがたをかえる大豆」の最終となる教科連携授業、地域のお豆腐屋さんを講師に招き行うキッチンクラス「豆腐づくり」にグループティーチャーとして参加、子どもたちの主体的な学びのサポートを行うとともに、社会科「地域の仕事」との教科連携を実体験する。またエディブル・スクールヤードの核心にある「食を中心に据えた学び」の可能性を探求する。
カリキュラムデザインプロセスを学ぶ ~教科学習をガーデン、キッチンとつなぐ~【黒川】
〜学校連携において欠かせない新学習要領を読み解き、アクティブラーニングや教科横断のカリキュラムづくり、エディブル教育との親和性について理解を深める。
Day7 12/2(金)
対話とふりかえり〜内なる声とつながる〜 【黒川】
エディブル・エデュケーションとはなにか? ~食べることは生きること~
〜ゲスト講師、小野寺愛さんを迎え、アリス・ウォータース著『スローフード宣言〜食べることは生きること』を共読。学校給食の現状と地域とがつながる本来あるべき学校給食を捉え直し、フードシステム(食料供給の一連の流れ)、エコロジー(食と環境・地球との関係)と学校給食のより良い関係をつくるために私たちに何ができるか意見を交わす。
アクションプランニング「私のやってみたいエディブル授業」
〜トレーニング最終日に向けてアクションプランを構想、共有。トレーニングで体験したいことをふりかえり、各々の地域で実践したいカリキュラムデザインを考え、共有する。
Day8 12/8(木)
セレブレーション・セッション ~自分とつながる~【ZOOM】
アクションプラン「私のやってみたいエディブル授業」発表
〜Day7で共有したアクションプランの精度を整え発表、互いの学びをお祝いする。
<備考>
●宿泊時の寝具にかかる費用
宿泊先は野外活動施設のため、毛布のみ無料貸出しをしています。
・布団レンタル代 2,739円/人・回(税込)
・寝袋レンタル代(シーツ付)260円/人・回(税込)
●現地での交通費
愛和小学校⇔黒川青少年野外活動センターは、バスと電車を乗り継いで移動します。
・愛宕神社(愛和小最寄りバス停)⇔多摩センター 片道180円
・小田急多摩センター⇔黒川 片道160円
<キャンセルポリシー>
・セミナー初⽇の前⽇(9/25)以降のキャンセル 受講料の100%
・セミナー1週間前まで(9/19〜9/24)のキャンセル 受講料の50%
・それ以前(9/18)までのキャンセル 無料