2017年1月21日〜22日に「テラコヤ・エディブル京都」が開催されました。これまで東京では3回にわたり開催してきましたが、今回西日本地域で初開催とあって、大変多くの方にご関心をいただき、募集開始から10日間で定員に達するという驚きの状況でした。ESYを学ぶ会としての「テラコヤ・エディブル」。講師陣、スタッフが各地から京都入りし、参加者55名の皆さまと学び合う時間を持つことができました。北は北海道から、南は九州からのご参加を得て、参加者同士の交流も深めました。
今回の報告会では、模擬授業を別日に設け、授業をまるごと体験していただくことを企画しましたので、そちらの様子は改めて報告することにし、まずは、21日の内容をシェアいたします。
昨年6月、アメリカ・バークレー市で行われた「エディブル・スクールヤードアカデミー」に、我々の団体から派遣され参加した小野寺愛さんからの報告は、エディブル・スクールヤードとは何かについて、画像を交えた発表がありました。少しエッセンスを伝えるためのテイスティングと種の観察やディスカッション。各地のエディブル実践事例を実践者から発表。なかでも、我々が実践校とする東京多摩市から駆けつけてくださった愛和小学校槙田雅江教諭の発表は、教員の声を聴く貴重な機会となりました。手づくり和菓子をいただきながらのブレイクタイムは、なかなか話が途切れず、盛り上がりました!最後に参加者の皆さんからも、これから何に取り組んでいくかを「私は○○○をします」という宣言でお開きとなりました。
今回、会場をご提供いただきましたのは、パタゴニア 京都さま。食品事業にも参入し、「食」が重要なキーワードであることを共有する仲間です。エディブル・スクールヤードの創始者アリス・ウォータースは、パタゴニアの創設者イヴォン・シュイナードとも親しく、パタゴニアのプロビジョンズ(食品)のアンバサダーを務めています。パタゴニアの店内には、アリス著の『アート オブ シンプルフード』も販売されています。この日本語訳版の翻訳編集を手がけているのは、当団体代表の堀口博子です。
パタゴニアスタッフの方から嬉しい言葉をいただきました!エディブルの学びを持った参加者の方が会場から出てこられて『「来て良かったね」「楽しかったね」と笑顔がこぼれていて店内が良い雰囲気でした』と。パタゴニアスタッフの方のご協力には心から感謝申し上げます。そして、参加者の皆さまのご協力、ボランティアスタッフ、事務局の尽力など、すべてが整っての開催であったこと、深く感謝申し上げます。
さまざまな、仲間たちに支えられて、勇気づけられて、エディブル・エデュケーションは着実な歩みを進めていきます。
参加者の方から「これから具体的に取り組んでいくよ」との言葉に、エディブル・スクールヤードも広がりを感じます。Edible Education Japan Networkに繋がっていく仲間を増やしていけるよう、有益な情報発信を行って参ります。
次回の予定はこれから企画となります。また、Webサイト、Facebookページなどでチェックしてください。そして今後とも、ESYJへのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。